Bahaシステムユーザーインタビュー ~堀さん~


実際にBahaシステムを使用している人のインタビューをお届けします。

骨伝導補聴器の効果は、「両耳か片耳か」「伝音性か感音性難聴か」でかなり変わってきます。

筆者の考える効果が高いと思われる順番は

  1. 「両耳」×「伝音性難聴」
  2. 「片耳」×「伝音性難聴」
  3. 「片耳」×「感音性難聴」
  4. 「両耳」×「感音性難聴」

堀さんは、両耳が小耳症の方です。

①「両耳」×「伝音性難聴」で効果が高いケースと言えます。

これまでの骨伝導補聴器があまりにもひどかった

どのようにしてBAHAの存在を知りましたか?

きっかけは、先生がおもしろい補聴器がある、っていうことを僕におっしゃってくれたこと。

さっそく、HPで確認し、なるほど、これはすごいって思いました。

BAHAをつけたいと思ったきっかけはなんですか?

これまでの骨導式があまりにもひどいからでしょうか。

僕には、あの古い、ここ何十年もかわっていない補聴器をなぜつけなければいけないのか、それを聞きたいくらいです。

あんな小さいところに、すべての機能が収まっているなんて、信じられません。きっと古い骨導式は、中がスカスカなんでしょう(笑)

確かに、私も20年以上変っていないことを聞いて驚きましたね。

気導式はデジタルとか出てきてどんどん新しくなってますけどね(笑)

入院期間は5日間。日帰りでも大丈夫かな

どこの病院で手術を行いましたか?

東京医科歯科大学です。

いつ手術して、いつBAHA本体を装着しましたか?

2年前くらいでしょうか。(※2005年当時)それから、3ヶ月後につけたように記憶しています。

手術の感じはどうでしたか?麻酔の方法や痛み等について。

局所麻酔でしました。術中は、うーーん、イマイチ。

もちろん、耳介形成や外耳道形成に比べたら、はるかに楽ですけども、BAHAのHPで書いてあるように、1時間ではいきませんでした。

3時間ぐらいかかった記憶です。きっと、医者も訓練すれば、うまくできるようになるのでしょう。

入院期間はどのくらいでしたか?

5日。HPでは、日帰りとなっていましたけども、まあ、日帰りでも大丈夫かなという気は個人的にしました。

もちろん、耳介形成や外耳道形成に比べたら、はるかに楽ですけども、BAHAのHPで書いてあるように、1時間ではいきませんでした。

日本の病院は、基本的に長く入院させるのが好きですからね。

手術後の通院はどれくらいのペースで行かれましたか?

1週間→2週間→4週間っていう感じでしょうか。だんだん、ペースが長くなるような感じです。

今ではどのくらいのペースで行ってますか?

うーん、あんまし行っていない。いや、行くようにします。これから。

良い点はやっぱり、小さくて、外観もよいところ

以前はどんな補聴器を使っていましたか?

めがね型とボックス型。ボックス型は今でも使います。

ボックス型はなんといっても、壊れないし、たとえば、家にいて、気軽にテレビを見ようとおもったとき、ボックス型の方をつけます。

BAHAの方は、けっこう、緊張して使ってます。

以前の補聴器と比べて良い点、悪い点はなんですか?

良い点はやっぱり、小さくて、外観もよいところでしょう。マイクの位置も耳に近いところなので、聞き取りやすいし。

悪い点は値段でしょうか。やっぱり。あとは壊れやすいので慎重に扱うこと。

あとは手術が必要と言うことで、そのメンテナンスも必要ということですね。そう負担にはなりませんが。

壊れやすいというのは確かに不安ですね。今まで壊してしまったことはありますか?

壊したというか、うーん、あのチタンの部分と本体をつなぐプラスティックの部分があるでしょう。

あの部分が磨耗してしまったことがあります。それは修理してもらいましたけれども。

普段の手術跡の手入れはどの様になされていますか?

あまりしてません。というか、ほとんどしてません。

手術跡の部分がかゆくなったりしますか?

うーん、しません。ただ、金属部を触る癖がついてしまったように思います。

なんでしょう、金属がつっくいているのを手で触って安心するという…。サイボーグであることの存在証明でしょうか(笑)

サイボーグを逆に誇りに思ってるんですね(笑)

生活する上でBAHA本体がはずれることはありますか?また、はずれるとしたらどの様な時ですか?

ないですねぇ。人が頭を叩いて外れることはあります。そういうときには、叩いた方が驚いています。

目に見えない分、周りへの説明は必要かもしれないですね。

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